
牛頭体人の怪物、ミノタウロスを地下宮殿に閉じ込めていた、というギリシャ神話で有名な島ですが、実はヨーロッパで2番目に長いサマリア渓谷があり、すばらしい自然の風景を堪能できることでも有名です。
せっかくクレタ島に行くなら、どうしても行ってみたいサマリア渓谷!
サマリア渓谷、私の半世紀の人生の中でも最も驚異的な風景の一つであったことを断言します。興味がある方には全力でオススメします。マジで。
ということで、今回は私が体験したGet your guideから申し込んだサマリア渓谷トレッキングツアー(おひとり様参加)についてシェアしたいと思います。
それでは、いってみよ!
【目次】
サマリア渓谷トレッキングに参加するまでの準備
まずはギリシャに行く前、日本で4つの準備をしました。体力づくり、靴の準備、リュックの準備、ツアー予約について説明、最後に参加前日にギリシャクレタ島で行った準備について説明していきます。
体力作り(山慣れしている人には不要)
「標準的な人(が何を指すのか50代には不安)は、16キロを5〜7時間で踏破する」ということですが、私はハイキング2時間程度の経験しかなく、体力に今ひとつ自信が持てなかったので、AIにお願いしてワーキングメニューを作ってもらいました。
具体的には以下。
「私は週に4日、9000歩程度歩く習慣があり、週に2日、5〜10分程度の筋トレをします。3週間後に16キロをトレッキングできる体力をつけたい。ワーキングメニューを作って」
こういう時にAIはすごく便利ですよね。するする〜っと提案してくれます。

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まあこんな感じで携帯に保存
「えっ・・・ハイキングのためにそこまでやるの!」と思った方、私基本ビビリなんです。(おひとり様旅行ですしね)そして結局のところ、全てのメニューをこなすことはできませんでした。実行できたのは7割ぐらいでしょうか。
そんな状況だったので、「私コレで本当に大丈夫か・・・?」って最後までめちゃくちゃ不安でしたが、結果、大丈夫だったよ!ということをお伝えしておきます。
とは言え、全く歩き慣れていない人はある程度対策をすることをお勧めします。ま、渓谷トレッキングに行きたいと考えるような人は普段から山好きであろうと予測しますが・・・。
靴を準備する
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私の足の親指は上を向いていて、靴にあたりやすいです。
サロモンの靴はつま先に余裕がある設計になっているので快適。
通気性については100点ではないかもしれないので、
替えの靴下持参でハイキング・トレッキングしてもよいかも
私は本格的なハイキングシューズを持っていませんでしたので、購入しました。(そして購入した靴でトレーニングしました)
しかも、悩みに悩んで1足買い、それが足に合わないと気づくや否や、新しく2足めを購入。
普段なら「もったいない」と思う買い換えですが、全く後悔していません。身体に合う道具は絶対必要です。(1足目はサクッと中古ショップへ)
このテキストを読んでいて「サマリア渓谷って思った以上に難しい所なの?」と回れ右をしたくなった方がいるかと思いますが、結論から言うと、「サンダルではなく、運動靴があれば大丈夫。でも、トレッキングシューズがあるに越したことはない」です。
道はしっかりと整えられています。悪路ではありませんが、岩や小石がガラガラしているトレッキングコースであることには違いありません。
ハイキングには行きたいけれど、私のように50代の体力に自信が無いなどの不安要素がある、という人はとにかく自分に合った道具で足りない部分を補うことをお勧めします。
そもそも日本の山と違って、何かあった時にまず言葉のハードルがある場所です。不安要素は1つでも潰すべきだと思います。
若い時は体力で何とかするんですが、年をとったら金と高機能アイテムで何とかするんですよ(ドヤ)
リュックはあった方がいい
トートバッグとか肩掛けバッグ的なもので参加しているヨーロッパ人もいましたが、私は重さが分散されて両手が空くリュックの持参をおすすめしたいと思います。
私は折りたたみの簡易的なものを持参しました。携行する水や食料はそこまで重くないので、ここは本格的な登山リュックでなくても大丈夫だと思います。
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ちょっと探せばこういうタイプがたくさん見つかります。
飛行機の機内持ち込み荷物kg制限などがない方は、
しっかりした素材のものを持参してもよいかも
ツアーを予約する
ハニアに宿泊し、サマリア渓谷に行く方法として
①路線バスなど自力で行き、帰る
②トレッキングツアーに申し込んで送迎してもらう
の2つの方法があります。
何度も言いますが、私はビビリで楽をしたい人間なので、迷いに迷って日本からツアーを申し込みました。「トレッキングが終わった後、疲労困憊の中でバスを探してうろちょろし、ハニアのお宿まで戻るのは大変そうだ・・・(しかも得意ではない英語で)」と考えたからです。
ツアーは Get your guide から申し込みました。割高です。でも日本語で完結、ツアーの詳細もある程度把握でき、口コミまでチェックすることができます。
サマリア渓谷トレッキングツアーは出発地のハニアやレティムノで申し込むこともできます。ハニアに宿泊するなら、ホテルが手配するサマリア渓谷ツアーが確実にあるはずです。
私はドミトリーに宿泊していましたが、「おすすめツアー」みたいな感じで掲示板に貼ってありました。
恐らく、最も安くツアーに申し込む方法は、現地のツアー会社に問い合わせる方法です。(1人で問い合わせたからといって1人のツアーになってしまうことは、ほとんど無いと思います。どこかのツアーバスに放り込まれるはず)
中学生英語しか話すことができないビビリとしてはちょっとハードルが高いですが、「日本から英語(メール)で問い合わせ・申し込みを行う」ことで、流暢に話せなくても何とかなります。
こちらの会社はクレタ島でよく見るレンタカー&バイクのお店ですが、ツアーも手配していました。

ギリシャで知り合った方が、こちらの会社が手配したツアーで素晴らしいビーチに行ったのですが、すごく良かったよー!と言っていたので、妙なことにはならないでしょう。
ただし、あくまでも個人手配、自己責任の世界です。料金、ツアー内容などはしっかり確認してくださいね。
上記の方は「絶対現地の会社に申し込んだ方がいい。get your guideはぼったくりだよ!」と言ってましたが、私はケースバイケースだと思います。
【ちなみに自力で行くには】
ハニアから路線バスでサマリア渓谷まで行き(45分程度)、帰りはフェリー(45分程度)、路線バス(100分程度)と乗り継いでお宿に戻ることも可能らしい。
サマーシーズンのギリシャは日没が遅く、8時半ぐらいまでは明るいので、真っ暗になる前にハニアに戻ることができるでしょう。
ただ、帰りの路線バスにすんなり乗れなかった時のことを想像すると、私としては怖いなあと思うわけです。何度も言いますがビビリです。現地のギリシャ人の友だちが一緒にいれば、問題ないかもしれませんが。
さて、準備の段階でこれだけ長くなってしまいましたが、トレッキングの実際についてお知らせしていきましょう。
前日までにやること
ピックアップポイントの確認

Get your guide のオンライページ上、またはGet your guideのアプリ内で「ピックアップしてもらう場所」を指定します。
ピックアップポイントは数カ所ありますが(大きめのホテルの前などが多い)自分が宿泊しているお宿に最も近い場所を指定しておきます。
ツアー参加者の多寡によって、ピックアップポイント変更のお知らせがあるかもしれませんので、前日夜にはしっかり確認しておくことをおすすめします。
おやつを購入
get your guide経由のみならず、ほとんどのトレッキングツアーでは、渓谷入口に行く前に、店舗(観光客をまとめて連れて行くドライブイン的なギリシャの田舎の店) に立ち寄りますが、スーパーマーケットでちょっとしたお菓子やバナナ、チョコレートなどを購入しておくのも良いでしょう。
また、朝食用のサンドイッチや甘いパンなどを買っておくこともできますね。水のペットボトルは1リットルのものを購入する必要はないと思います。荷物が重くならないように500ミリリットルで充分です。理由は後ほど説明します。
現金を準備
食事代やフェリーチケットの購入など、カードが使えない場合があるので現金も準備しておきましょう。
カメラ、ケータイはフル充電(私はこれで死にかけた)
カメラや携帯はフル充電!電波は通じなくなりますが、写真はたくさん撮りたくなりますからね。
ミニバスで渓谷入り
さて、いよいよトレッキング当日です。
私の場合、お迎え時間は朝の6時10分。遅れないように10分前にはピックアップポイントに到着するようにしました。
Googleマップで確認しているものの「ホントにこの場所で合ってるのか・・・?」と不安になる私ですが、この時はヨーロッパ人のカップルがホテル前に待機しており「あなた、samaria gorgeのトレッキングに行くの?」と話しかけられ、「yes!」みたいなやりとりをしながら「おお、間違ってなかったわ・・・」とホッとしました。
私の場合、ピックアップポイントにたまたまカップルがいましたが、もちろん一人の場合もあると思います(私以外にもボッチ参加者数名いました)
さて、エアコンがよく効いたミニバスが到着、名簿リストを持ったガイドが名前をチェックしながら確認、いざ乗り込んでバスは出発。
数カ所のポイントでサマリア渓谷トレッキングツアーの申込み者をピックアップしながら、バスは山の方へ。
ガイドの説明を聞きながら進みます。車中では自分で持参したサンドイッチなどを食べている方もいました。
(私は早いのと緊張で水ぐらいしか飲めず。結局朝食ポイントで小さいサンドイッチを購入)
「こんな何もない所になぜ人が?」という場所で手を上げる80代ぐらい?の白髪の、魔法使いの杖のようなものを持ったおじいさん。ガイドがバスを停めて、ギリシャ語で会話した後、そのおじいさんを何故かバスへ乗せました。
「カリメーラ!(おはよう)」と運転手に言いながら空いている座席に座るおじいさん。当たり前のように走り出すバス。
ガイドが立ち上がって「この人は羊飼いです。羊飼いが持っている杖はこんな風に上部が曲がっているのです」と杖を見せて説明。
どうやら地元のガチの羊飼いのお爺さんだったみたいで、羊を歩かせて放牧した場所から、集落まで登るため観光バスに乗せてもらったということらしい。
すごく陽気なおじいさんで「今は羊よりあんたたち観光客のバスの方が多いよ、この杖で羊じゃなくてバスを捌かなきゃいけないな、ハッハッハ」みたいなことを言っていたみたいで(ギリシャ語をガイドが通訳)なんだかほっこりしてしまいました。
ちなみに観光バスにツアー客以外を乗せたのはその時だけ。帰路、ヒッチハイクしている観光客を見ましたが一切停車しませんでしたね。
早朝だったし、そのお爺さんは地元の人だったので特別に乗せたのでしょう。もしかしたらこの後行くレストランの親族だったのかも。
朝食ポイントで最後の確認
トレッキングをはじめる前「朝食ポイント」での休憩がある、と予告されていましたが、ちょっとした田舎レストランのような場所で停車します。
ここでハイキング前の買い物やトイレを済ませます。更に帰路で必要になるフェリーチケットをガイドから現金で購入しました。
ガイドに「買い物をするならここが最後のポイントです。水は多く持つ必要はありませんが、食べ物は重要。エネルギーが切れたら歩けなくなります。
必要な食べ物を購入して、朝ごはんをきちんと摂ってください」
と何度もバスの中で説明されるので、ビビって朝食以外にスニッカーズを購入。(バナナと小さめのパウンドケーキは前日にスーパーマーケットで購入していました。また、日本から飴ちゃんを持参→海外のキャンディの味を美味しく感じられない可能性があると思って成田で購入していました)
ちょっと失敗したな、と思ったのは、歩いている途中にスニッカーズが溶けてしまったこと。さすがに夏場だとチョコレートはやめた方がいいかもしれません。
こちらで30分ほどの休憩をとり、バスに乗り込んで、ようやく渓谷入り口に到着です!
次の記事で実際のトレッキングについてシェアしますね!