「歴史と文化を味わう大人の遠足・新大久保」レポート第2弾です。
第1弾はこちら
検索の良さ、検索なしの良さ
ランチは参加者Sさんが友だちからお勧めされたという、バングラディシュ料理のサルシーナ ハラルフーズへ。
開けっぱなしの玄関扉から中を覗いて「なんか普通のうちっぽいよ・・・」と少し腰が引けるも、エイヤッと入って着席。
まさに、普通のおうち(築40年以上)の1階をレストランに改造した感じのお店です。
壁には巨大な壁掛けテレビがあり、流れているニュースは海外のもの。「え、これはアルジャジーラのニュース?」「英語じゃないね」とキョロキョロしながら、女4人でメニューを検討。言葉をいちいち検索し、迷いに迷ってチキン、マトン、魚とバラバラにオーダーしてちょっとずつ味見させてもらいましょう、ということに。
しばし待つこと10分ほど、料理が到着。
ほんとに格好つけてるわけではないのだけれど、
こういう皿が出てくると私は手で食べてしまう
鹿児島の人に会うと自動的に鹿児島弁になるような感覚
料理は本格的だけれど、箸箱(中にスプーンとフォークが入ってる)豆スープ「ダル」のおわん、チャイの器など、どこかの蕎麦屋からもらってきたようなラインナップで、このちぐはぐ感が新大久保という感じ。
壁掛けテレビでは延々と牛の映像が流れていて「なんで牛なんだろう、そして牛にラクダのようなコブがある」と気になる参加者。
緑に赤い丸、バングラディシュの国旗。壁掛けテレビは海外放送
料理をサーブし終わると、おもむろに従業員のお兄ちゃん(たぶんバングラディシュ人)が食堂にやってきて、どっかり椅子に腰を下ろし、普通に壁掛けテレビを眺め始める笑
この、客に過剰に気を遣わない感じ、めっちゃアジア・・・(日本でも大衆食堂はやってるか?)
「さっきから牛ばっかり流れてるね~」と言う我々の会話に、「もうすぐお祭りがあるから、1番良い牛を入札して、お祈りして屠殺してみんなで食べる」「この牛は綺麗だから、多分、すごく高いね」と割り込んで解説してくれるお兄ちゃん。
「日本人が初せりでマグロ入札するやつと一緒だ」「牛食べるんだね」「イスラム教は豚食べない、ヒンドゥー教は牛食べない。バングラディシュ人はムスリム多い」と我々の会話の内容もインターナショナルに。
これぞ歴史と文化を味わう大人の遠足の醍醐味!
検索で集められる情報の利便性は否定できるはずもないし、今後は更に向上していくものだけれど、
リアルな体験や、他人とのコミュニケーションって、脳の別の分野を刺激するよなあ、と思います。
人は体験してはじめて腹落ちできる。
インターナショナル恋愛相談、結婚相談所、子育て、海外などの雑談に花を咲かせた後、大人のお散歩を再開します。
JRの線路を越えると、そこは韓国だった
本当に不思議なことに、JRの線路を1本超えると、向こう側が突然K-Popと韓国の街になる。
相変わらず教会や安い民宿が多いけれど、なんとなくファンシーな色の看板と食べ歩きの韓国フーズが増え、老いも若きも、とにかく女子が多くなる…
私テレビ見ないけど、ここの占い師さん、有名なのかしら
イケメン通りは若い子であふれている
化粧品やブティック(死語か?)店の奥にドッカリ座るおばちゃんのヘアスタイルが、ひと昔前の韓国ドラマのマダムみたいで、異国感ある。
「そういえば、新宿といえぼ占いだよね」と参加者さん。
すっかり忘れていたわ
↑自分が全く興味なかったから今はじめて気づいたんだが
占いの講座とかもあるのね
更に路地を散策し、看板を見上げながらおしゃべり歩き。ストレングスファインダー®︎収集心が満腹になったところで休憩のためにファンシーな韓国系カフェへ。
ここ、自分1人だったら絶対入らない笑
一階は別店舗、2階がカフェっていうパターン多い
大画面テレビで延々と流れるBTSをはじめとするキラッキラしたK-Popスターのキレキレダンスを横目に見ながら「映える」スイーツをみんなで味わいます。
大画面の中で美少年と美少女たちがひらひら舞い踊る
「推しにするには若すぎる、だって息子と似たような年齢の子で」っていうTさんに完全同意笑
熊も食える
楽しい撮影会
「いや~今日は1人じゃできない経験をしてる。ほんとに楽しい、企画してよかったよ・・・」
思ってたより映えなかった?熊氷
「海に沈むザクじゃん」という私に「いや、むしろズゴッグ、アッガイ」と返すSさんの話題の広さよ
あっと言うまに時はすぎ、気がつくと夕方に。
帰宅組とさよならした後、新大久保駅近辺をうろつく我々の前には、更に驚きの光景が待ち構えていたのでした。
ということで、第3弾に続きます!
街歩きに便利な、さっと脱ぎ着できる軽い羽織りもの