appe-zigzagのアンテナ

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異文化の香り 新大久保を散歩する(その3)

歴史と文化を味わう大人の遠足、最終回。

情報量が多いのと「ちょっと私の体験を聞いてくれ」という気持ちが強すぎて3部構成になってしまいましたが、よければ最後までお付き合いください。


第1弾はこちら

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堕2弾はこちら

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夕方の新大久保はもっと異国だった

カフェ後、帰宅される方を見送った後、お土産購入とモスク見学のためにナスコ グリーンフーズの近くに戻る2名。

そこには、午前10時には見られない驚きの風景が・・・!


日本語学校を終えて駅に向かう大量の外国人、外国人、外国人。
八百屋、魚屋、雑貨店にあふれるアジア人。カフタンを着て悠々と歩くじいさん。突然異世界への扉が開いた感覚。


こういう服ね


「ふくろ、いる?」「いらない」
「ドコモ払いで」「はい、おまちください」

レジに並ぶ長蛇の列は全員が外国人、ものすごい勢いでレジをさばく外国人、店側も客も日本語。

 


2階で食材を物色していたら、「⚪︎⚪︎どこにあるか、しってる?」と突然外国人(客)に日本語で話しかけられるSさん。

 

 

「私、詳しそうに見えたんですかね?外国人に見えるかな」
いろんな国の人が日本語を共通語にする町の現実がここにある。

 

 

いやあ、本を読んで知っているつもりでいましたが、目の当たりにすると、かなり衝撃の風景。

Tさん撮影。気になる魚・・・


うふふ、お買い上げしました。ずっしり重い塩味パン

 

モスクの入り口には必ず扁額がある

※興味があったら口コミを読んでみて。この場所に来るムスリムの考えを覗くことができて非常に面白い。
(旅行中でも祈りたい人がいる、アッラーと向き合うことが自分の安定になる人がいる、モスクは基本的に世界中のムスリムに開放されて誰でも出入りできる、モスクをコミュニティの核として大切にしている人々がいる、ムスリムの義務「喜捨」を呼びかけている...etc)



Googleマップでも確認できるのだけれど、ここら辺にモスクがあるはず。


でも、雑居ビルの1階はどこも人で溢れる店舗や、仲買いの店の前で忙しく働くインド人?のお兄ちゃんたち(インドの田舎の市場の前でよく見た光景・・・)で溢れてて、割って入るのを躊躇われるような、ちょっと殺気立った忙しさ。


その横には梱包された荷物を手押しカートに積み上げる、クロネコの社員さんたち(ここだけが日本人)もう、カオス。そしてモスクがみつからない。



雑貨屋の下働きの人に聞いたり、数メートルの範囲をウロウロ歩きまわって、やっと発見した1枚の張り紙。

あれだ、モスクの外に絶対あるやつだ!(読めないけど)

扉が開いていると、この紙がまず見えない

 

 

徹底して白黒コピーなのが気になる

 

 

ムスリムの習わしに従って頭にスカーフを被り、古いビルの4階まで階段を上がる。下足棚が現れたところで靴を脱いで「こんにちはー、入ってもいい?(日本語で質問できる・・・楽すぎる・・・)」と声をかけると、中からダルそうな感じでお兄ちゃんが出てきて、黙って階段下を指差す。

 

 

お兄ちゃんに続いて階段を降りると、下の階の部屋の扉の外に張り紙が。

これまた目立たない


あまりに地味で気づかなかった。

モスクは、男性と女性でお祈りする部屋が分かれています。(観光客が見ることができるように開放されている場所は別)

Sさん撮影してもらった。
慎ましいほど小さいスピーカーがひとつに、絨毯敷いただけの部屋



無造作に積まれている多言語コーラン

 

英語対訳コーラン

 

 
 

監視カメラにぶら下がっている袋が気になる・・・


ということで、最初から最後まで本当に楽しんだ大人の遠足・新大久保。

ストレングスファインダー®︎運命思考・収集心を上位に持つ私としては、実に刺激される場所でした。参加者の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。

 


ここまで読んで下さった皆さんは、どう感じましたか?
「まあ最近はそんなもんだよね」と思った人、「そんなことになってんの?」と驚いた人、様々だと思います。

 

 

私は、移民大賛成派でもなければ、尊王攘夷派でもないんだけれど、一つ言えるのは、この現実に日本という国がまだ追いついていない、消化しきれていない気がする、ということ。


自分に都合の良い部分だけを見ていたら、すごく楽しい。でも、物事ってそれだけじゃないからね。



体験しないと本当に理解したことにはならない。機会のある方はぜひ行ってみてね。

それでは、また!